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教え合って〝世界遺産〟作り
豊永公民館ペーパークラフトに挑戦

 豊永公民館(小田成知館長)は5日、豊永市民センターでものづくり教室を開き、地区民ら14人がペーパークラフトを楽しんだ。  8月22日に続いて今年度2回目の教室で、講師は前回と同じく、市内各地で手工芸の魅力を広めている「もの作りクラブ」代表の平田基昭さん(井倉)が務めた。普段、クラフトバンドなどを使って手芸や小物作りを指導している平田さんにとってもペーパークラフトをテーマに取り上げるのは新しい試み。〝紙で作る世界遺産〟と銘打ち、京都の平等院鳳凰堂と金閣寺に挑戦した。  作業時間を短縮するため、平田さんはウェブサイトから取り込んだ設計図を硬いクラフト用紙に人数分カラーコピーし、教室の前にあらかじめ材料を切り抜いて折り目を付けておいた。参加者は説明書に記されていた順番に従って、各部の紙を山折りにしたり谷折りにしたり。木工用ボンドで貼り付け、作業がよく分からなかったり細かくてやりにくかったりする箇所は、積極的に仲間同士で教え合いながら仕上げた。  苦労して完成させた作品は、手のひらサイズながら紙が材料とは思えないほどのクオリティー。桜静江さん(76)は「ペーパークラフトは初めてなので、最初はどうなるかと思った。でも、やり始めると結構楽しい」、中山佳子さん(72)は「手先を使う手芸が好きなので、何とかなった」とうれしそうに話していた。(逸見)

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